1. はじめに
「創傷の観察って、何をどう見ればいいの?」「きれいに治っているかどうか判断できない」そんな悩みを抱えている看護学生は多いのではないでしょうか。創傷の観察・アセスメントは、看護実習で頻繁に遭遇する技術でありながら、経験と知識が必要な奥深い分野です。
患者さんからも「傷の治りが遅いけど大丈夫?」「この赤みは正常なの?」「いつ頃治るのかな?」といった質問をよく受けます。看護師として適切な創傷アセスメントができることは、患者さんの不安軽減と早期回復につながる重要なスキルです。
創傷治癒は複雑な生理学的プロセスであり、患者の年齢、栄養状態、基礎疾患、生活環境など多くの要因が影響します。単に「きれい」「汚い」で判断するのではなく、科学的根拠に基づいた系統的な観察とアセスメントにより、最適な創傷ケアを提供することが可能になります。
実習では指導者と一緒に創傷を観察することが多いですが、将来的には看護師として独立して創傷の状態を評価し、医師や他職種と連携して治療方針を検討する重要な役割を担います。
この記事で学べること
- 創傷治癒過程の理解と正常・異常の判断基準
- 系統的な創傷観察の方法と記録のポイント
- 創傷感染や治癒遅延の早期発見と対応
- 患者の個別性を考慮した創傷アセスメント
- ゴードンとヘンダーソンの理論に基づいた包括的看護
2. 創傷の観察・アセスメントの基本情報
定義
創傷の観察・アセスメントとは、創傷の治癒過程を科学的に評価し、最適な治療とケアを提供するための系統的な情報収集と判断の技術
創傷の観察・アセスメントは、単なる視覚的確認ではなく、創傷治癒の生理学的メカニズムを理解した上で、創傷の現状を正確に把握し、将来の治癒過程を予測し、必要な介入を判断する高度な看護技術です。
技術の意義と目的
創傷の適切な観察・アセスメントにより、治癒促進要因と阻害要因を早期に発見し、個別性に応じた最適なケアプランを立案できます。感染や合併症の早期発見により重篤化を防ぎ、患者の苦痛軽減と入院期間の短縮につながります。
患者にとっては、専門的な観察により安心感を得ることができ、適切な創傷管理により早期の社会復帰が可能になります。看護師にとっては、客観的で継続的な評価により、ケアの効果を科学的に検証し、Evidence-Based Nursing を実践する基盤となります。
実施頻度・タイミング
創傷の観察頻度は創傷の種類、治癒段階、患者の状態により決定されます。急性創傷では初回24-48時間は6-8時間毎、安定期には1日1-2回の観察が一般的です。慢性創傷では週2-3回の定期評価に加え、状態変化時の随時評価を行います。ドレッシング交換時は必須の観察タイミングで、同一時刻・同一条件での観察により継続性を保ちます。
3. 必要物品と準備
基本的な創傷観察用品
創傷観察には、十分な照明(1000ルクス以上)、測定用具(滅菌定規、透明フィルム)、記録用品(創傷評価シート、カメラ)、個人防護具(手袋、マスク、エプロン)が必要です。ルーペや拡大鏡は微細な変化の観察に有用で、カラーチャートは創傷色調の客観的評価に役立ちます。
創傷洗浄用品として、生理食塩水、滅菌ガーゼ、清拭用綿棒を準備します。創傷の詳細観察のために、一時的に浸出液や壊死組織を除去する場合があります。体温計、血圧計なども全身状態の評価に必要です。
感染予防・安全対策用品
標準予防策として、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用します。創傷感染のリスクが高い場合は、ガウン、フェイスシールドの追加着用を検討します。手指消毒剤、環境清拭用品、医療廃棄物容器も必需品です。
感染創傷では接触予防策を追加し、専用の器具使用や隔離予防策の実施を検討します。多剤耐性菌感染のリスクがある場合は、培養検体採取用品も準備しておきます。
測定・記録用品
創傷サイズの正確な測定のため、滅菌定規(cm単位の目盛り)、透明フィルム、面積計算用グリッドを準備します。写真撮影では、標準化された撮影条件を保つため、カラーチャート、測定スケール、患者識別情報を含めた撮影を行います。
創傷評価スケール(DESIGN-R、PUSH Tool、Bates-Jensen創傷評価ツールなど)を用いて客観的評価を実施します。経時的変化を追跡するため、前回の記録や写真も参照できるよう準備します。
環境整備用品
適切な観察環境を確保するため、十分な照明設備、患者のプライバシー保護用カーテンやスクリーン、快適な室温(22-26℃)を維持します。観察中の患者の安楽な体位保持のため、枕やクッション、体位保持用具も準備します。
創傷観察は患者にとって不安や苦痛を伴う場合があるため、説明用パンフレットや視覚的教材、必要に応じて痛み緩和のための鎮痛剤も準備しておきます。
4. 創傷の観察・アセスメントの実施手順
事前準備とアセスメント
患者の創傷歴、手術歴、基礎疾患、現在の治療内容を確認します。前回の創傷評価記録と写真を参照し、経時的変化を把握します。患者の全身状態(体温、血圧、脈拍、呼吸)を確認し、感染兆候や循環状態を評価します。
患者への説明では、観察の目的、手順、予想される時間、疼痛の可能性について説明し、同意を得ます。不安や恐怖がある場合は、十分な時間をかけて説明し、患者の質問に答えます。前回の観察時の患者の反応も参考にして、個別性に応じた配慮を行います。
環境整備では、適切な照明の確保、プライバシーの保護、観察に適した体位の決定を行います。必要物品を手の届く場所に配置し、効率的で安全な観察ができるよう準備します。
系統的創傷観察の基本手順
手指衛生を行い、個人防護具を着用します。患者を観察に適した体位に調整し、創傷全体が十分に観察できるよう環境を整えます。創傷周囲の皮膚から観察を開始し、段階的に創傷中心部へと観察を進めます。
創傷の位置と大きさの測定では、解剖学的ランドマークを基準とした正確な位置記録を行います。長径、短径、深さをcm単位で測定し、不整形創傷では透明フィルムを用いたトレーシング法で面積を算出します。測定は同一方向から同一条件で実施し、継続性を保ちます。
創傷の深さは、全層欠損か部分欠損かを判定し、筋肉、腱、骨の露出の有無を確認します。ポケットや瘻孔の存在も滅菌プローブを用いて慎重に評価します。深さの測定では最深部を基準とし、複数箇所の測定により創傷の形状を把握します。
創床の状態では、肉芽組織、壊死組織、スラフ、エスチャー(痂皮)の割合を評価します。健康な肉芽組織は鮮紅色で顆粒状、壊死組織は黄色から黒色で軟化または硬化しています。創床の色調、質感、湿潤度を詳細に観察・記録します。
創縁の状態では、創縁の接合状況、色調、浮腫、硬結の有無を評価します。正常な治癒過程では創縁は淡紅色で軟らかく、創床に向かって収縮傾向を示します。創縁の離開、壊死、感染兆候がないかも確認します。
浸出液の評価では、量、色調、粘稠度、臭気を観察します。正常な浸出液は淡黄色から透明で軽度の粘性があります。膿性、血性、悪臭のある浸出液は感染や出血の可能性を示唆します。
創傷周囲皮膚の観察
創傷周囲5cm範囲の皮膚状態を詳細に観察します。正常な周囲皮膚は創傷治癒に重要な役割を果たすため、色調、温度、湿潤度、弾力性を評価します。発赤、腫脹、熱感、硬結は感染や炎症の指標となります。
皮膚のかぶれ、アレルギー反応、圧迫による損傷の有無も確認します。ドレッシング材による皮膚トラブルは治癒阻害要因となるため、早期発見と対応が重要です。周囲皮膚の保護状態と清潔度も評価項目に含めます。
疼痛・感覚の評価
創傷部位の疼痛をNumerical Rating Scale(0-10段階)で評価します。安静時痛、体動時痛、ドレッシング交換時痛を区別して評価し、疼痛の性質(鈍痛、鋭痛、拍動痛)も記録します。慢性疼痛では日常生活への影響度も評価します。
創傷周囲の感覚異常(しびれ、知覚鈍麻、異常感覚)の有無を確認します。神経損傷の可能性がある創傷では、詳細な神経学的評価が必要です。患者の主観的な訴えを重視し、客観的評価と組み合わせて総合判断します。
5. 特殊な状況での創傷観察・アセスメント
術後創傷の観察
術後創傷では、手術からの経過時間と正常な治癒過程を考慮した評価が必要です。術後24-48時間は炎症期のため軽度の発赤と腫脹は正常ですが、著明な発赤の拡大、熱感の増強、膿性分泌物は感染を疑います。縫合部の状態、糸の埋没や露出、創縁の接合状況を詳細に観察します。
ドレーン留置創では、ドレーン周囲の皮膚状態、固定状況、排液の性状と量を評価します。ドレーン感染の兆候として、刺入部の発赤、腫脹、膿性分泌物に注意を払います。抜糸時期の判断材料として、創傷の安定性と治癒進行度を客観的に評価します。
慢性創傷の観察
褥瘡、糖尿病性足潰瘍、下腿潰瘍などの慢性創傷では、治癒阻害要因の評価が重要です。創傷周囲の循環状態(皮膚色、温度、毛細血管再充填時間)、感染兆候、圧迫・摩擦の影響を詳細に評価します。
慢性創傷特有の所見として、創縁の肥厚、硬化、内巻き、創床の不良肉芽、バイオフィルム形成に注意を払います。治癒の停滞を示す創サイズの変化なし、浸出液の増加、疼痛の悪化などの徴候を早期に発見します。
感染創傷の観察
創傷感染の診断には、局所症状と全身症状の両方を評価します。局所症状として発赤、腫脹、熱感、疼痛、機能障害の古典的な炎症5徴候を確認します。膿性分泌物、悪臭、治癒遅延も感染の重要な指標です。
全身症状では発熱、白血球増多、CRP上昇などの炎症反応を確認します。重篤な感染では敗血症の兆候(意識レベル低下、血圧低下、頻脈、頻呼吸)にも注意が必要です。培養検査の適応を判断し、適切なタイミングで検体採取を実施します。
小児・高齢者の創傷観察
小児では創傷治癒が早い反面、感染に対する抵抗力が低いため注意深い観察が必要です。年齢に応じた説明と心理的配慮により、観察への協力を得ます。活動性が高いため、創傷保護と治癒環境の維持が課題となります。
高齢者では創傷治癒遅延、感染リスクの増加、皮膚脆弱性に配慮した観察が必要です。基礎疾患(糖尿病、循環器疾患、免疫疾患)の影響を考慮し、全身状態と創傷治癒の関連性を評価します。認知機能低下がある場合は、疼痛や不快感の表現が困難な場合もあり、非言語的サインにも注意を払います。
6. 創傷観察中の観察とアセスメント
創傷観察中は患者の全身反応を継続的にモニタリングします。特に初回観察や痛みを伴う処置では、患者の顔色、発汗、呼吸パターン、意識レベルの変化に注意を払います。疼痛による血管迷走神経反射や不安による過換気症候群の可能性もあるため、適切な対応ができるよう準備します。
創傷観察時の患者の疼痛レベルを継続的に評価し、必要に応じて観察方法の調整や鎮痛対策を検討します。特に慢性疼痛を有する患者では、観察による疼痛増悪を最小限に抑える工夫が必要です。
創傷の状態変化を敏感に察知するため、前回観察時との比較を常に意識します。わずかな変化でも見逃さないよう、系統的で一貫した観察方法を維持します。異常所見を発見した場合は、その範囲と程度を正確に把握し、緊急度を判断します。
患者の心理的反応(不安、恐怖、嫌悪感)にも注意を払い、適切な声かけと心理的支援を提供します。創傷に対する患者の認識や治癒への期待も評価し、現実的で適切な目標設定を支援します。
7. 看護のポイント
主な看護診断
- 皮膚統合性の障害
- 感染リスク状態
- 急性疼痛
- 身体像の混乱
- 知識不足
ゴードンの機能的健康パターン別観察項目
健康知覚・健康管理パターンでは、患者の創傷に対する認識と理解度、治癒への期待と不安、自己管理能力を評価します。創傷ケアへの協力度や、感染予防に対する意識、生活習慣の改善意欲も重要な評価項目です。患者が創傷治癒過程を理解し、積極的にケアに参加できるよう支援することが治癒促進につながります。
活動・運動パターンでは、創傷が日常生活動作に与える影響を詳細に評価します。創傷の部位により、歩行、更衣、入浴などの基本的日常生活動作の制限の程度が異なります。適切な活動レベルの維持と創傷保護のバランスを図り、患者の生活の質を保持しながら治癒を促進する方法を検討します。
栄養・代謝パターンでは、創傷治癒に必要な栄養素の摂取状況を評価します。蛋白質、ビタミンC、亜鉛、鉄分などの創傷治癒に重要な栄養素の充足度を確認し、必要に応じて栄養士と連携した栄養管理を実施します。水分摂取量や体重変化も創傷治癒に影響する重要な要因です。
ヘンダーソンの基本的欲求からみた看護
身体の清潔を保ち、身だしなみを整え、皮膚を保護する欲求では、創傷周囲の清潔保持と適切なスキンケアが重要になります。創傷感染予防のための清潔技術の実施、創傷周囲皮膚の保護、適切なドレッシング材の選択により、最適な治癒環境を維持します。患者の清潔に対する価値観や習慣も尊重しながら、創傷ケアに必要な清潔レベルを確保します。
正常に動き、望ましい体位を保持する欲求に関しては、創傷治癒に影響しない範囲での適切な活動レベルの維持が重要です。床上安静が必要な場合でも、可能な範囲での体位変換や関節可動域訓練により、二次的合併症を予防します。創傷部位に応じた体位の工夫により、治癒を促進しつつ患者の快適性を確保します。
苦痛を避け、それを表現し、解釈し、解決する欲求では、創傷に伴う疼痛の適切なアセスメントと管理が中心となります。急性疼痛と慢性疼痛の特徴を理解し、薬物療法と非薬物療法を組み合わせた包括的疼痛管理を実施します。患者が疼痛を適切に表現できるよう支援し、疼痛が日常生活に与える影響を最小限に抑えます。
具体的な看護介入
創傷感染予防が最優先の看護介入です。標準予防策の徹底、適切な創傷清拭技術、無菌操作の実施により、医原性感染を防ぎます。創傷周囲皮膚の清潔保持、適切なドレッシング材の選択と交換により、最適な創傷治癒環境を維持します。早期感染兆候の発見により、重篤化を防ぎます。
疼痛管理では、個別性に応じた包括的アプローチを実施します。薬物療法(鎮痛剤、局所麻酔剤)と非薬物療法(冷罨法、リラクゼーション、音楽療法)を組み合わせ、効果的な疼痛緩和を図ります。特にドレッシング交換時の疼痛対策は、患者の協力と治療継続に重要です。
創傷治癒促進のための環境整備では、適切な温度(32-37℃)、湿度(80-85%)の維持、血流改善のための体位工夫、栄養状態の最適化を実施します。治癒阻害要因(感染、圧迫、摩擦、栄養不良、循環不全)の除去と改善により、創傷治癒を促進します。
患者・家族教育では、創傷治癒過程の説明、自己管理方法の指導、感染予防策の教育を実施します。退院後の継続ケアのために、創傷観察方法、異常時の対応、受診のタイミングについて具体的に指導します。患者の理解度に応じて繰り返し説明し、確実な技術習得を支援します。
8. よくある質問・Q&A
Q:創傷の色で治癒の状態が分かると聞きましたが、どのような意味があるのですか?
A: 創傷の色調は治癒過程を反映する重要な指標です。鮮紅色の肉芽組織は健康で活発な治癒を示し、血流が良好で新しい組織が形成されています。淡紅色から白色は成熟した肉芽組織や瘢痕組織を示します。黄色のスラフ(滲出物や壊死組織の混合物)は感染や治癒遅延を、黒色のエスチャー(乾燥した壊死組織)は血流不全や重度の組織損傷を示唆します。ただし、色調だけでなく、質感、湿潤度、臭気なども合わせて総合的に判断することが重要です。
Q:創傷サイズの測定で気をつけることはありますか?
A: 正確で一貫した測定のためのポイントがいくつかあります。まず同一時刻、同一体位、同一照明条件で測定することで、測定誤差を最小限に抑えます。長径は創傷の最長部分、短径はそれに垂直な最長部分を測定し、cm単位で小数点第一位まで記録します。不整形創傷では透明フィルムでトレーシングし、方眼紙で面積を算出します。深さは最深部を滅菌プローブで測定しますが、無理な探索は避けてください。測定者による誤差を減らすため、可能な限り同一人物が継続して測定することが理想的です。
Q:創傷から悪臭がする場合、どのようなことが考えられますか?
A: 創傷からの悪臭は主に細菌感染を示唆する重要なサインです。甘酸っぱい臭いは緑膿菌感染、腐敗臭は嫌気性菌感染、魚様臭は特定の細菌感染を疑います。壊死組織の存在も悪臭の原因となります。悪臭を確認した場合は、浸出液の性状(色調、粘稠度)、創周囲の炎症徴候(発赤、腫脹、熱感)、全身症状(発熱、倦怠感)も合わせて評価し、速やかに医師に報告してください。培養検査の実施と適切な抗菌療法の開始が必要になる場合があります。
Q:創傷の写真撮影をする時の注意点を教えてください
A: 創傷写真は客観的記録と経時的変化の追跡に有用ですが、適切な撮影方法と倫理的配慮が必要です。まず患者の同意を必ず得て、プライバシー保護のため患者識別につながる情報(顔、タトゥーなど)が写らないよう注意します。標準化された条件(距離30cm、垂直角度、十分な照明)で撮影し、カラーチャートと測定スケールを同時に撮影します。創傷全体が写るワイド撮影と、詳細な状態がわかるクローズアップ撮影を組み合わせます。撮影データは医療情報として厳重に管理し、不要な複製や流出を防ぎます。
9. まとめ
創傷の観察・アセスメントは、科学的知識と系統的な観察技術、そして患者への配慮が統合された高度な看護技術です。正確な創傷評価により、最適な治療選択と合併症の早期発見が可能になります。
単なる視覚的観察ではなく、創傷治癒の生理学的メカニズムを理解し、ゴードンの機能的健康パターンやヘンダーソンの基本的欲求の視点から患者を全人的に捉えることが重要です。
覚えるべき重要数値・基準
- 観察用照明:1000ルクス以上
- 室温:22-26℃
- 健康な創傷温度:32-37℃
- 最適湿度:80-85%
- 術後正常炎症期:24-48時間
- 測定精度:cm単位小数点第一位
- 写真撮影距離:30cm
- 疼痛評価:0-10段階のNRS
実習・現場で活用できるポイント
実習では指導者と一緒に多くの創傷を観察し、正常と異常の判断基準を身につけましょう。観察所見を具体的で客観的な言葉で記録することで、他職種との情報共有が効果的になります。患者の個別性を常に意識し、創傷だけでなく全身状態との関連性を考察することが重要です。
将来的には創傷ケアチームの一員として、多職種と連携した創傷管理を担うことになります。エビデンスに基づいた創傷アセスメント技術を習得し、患者中心の創傷ケアを実践する看護師を目指しましょう。継続的な学習により最新の創傷ケア技術を習得し、患者の早期回復と生活の質向上に貢献してください。。害事象であることを常に意識し、質の高い看護の提供に努めてください。さい。
免責事項
本記事は教育・学習目的の情報提供です。
・一般的な医学知識の解説であり、個別の患者への診断・治療の根拠ではありません
・実際の看護実践は、患者の個別性を考慮し、指導者の指導のもと行ってください
・記事の情報は公開時点のものであり、最新の医学的知見と異なる場合があります
・本記事を課題としてそのまま提出しないでください
正確な情報提供に努めていますが、内容の完全性・正確性を保証するものではありません。


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