疾患解説

消化器

【胆石症】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義胆石症とは、胆汁の成分が固まって結石を形成し、胆道系(胆嚢、胆管)に存在する疾患です。結石ができる部位により、胆嚢結石症(最も多い)、総胆管結石症、肝内結石症に分類されます。結石があっても症状がない場合を無症状胆石症といい、腹痛...
消化器

【肝硬変】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義肝硬変とは、慢性的な肝障害により肝細胞が破壊と再生を繰り返した結果、肝臓全体が線維化し、正常な肝組織が失われて硬く変化した状態です。肝臓の構造が破壊されることで、肝機能が低下し、さらに門脈圧亢進症という特徴的な病態が生じます。肝...
消化器

【大腸がん】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義大腸がんとは、大腸(結腸と直腸)の粘膜から発生する悪性腫瘍です。大腸は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に分けられ、部位により結腸がんと直腸がんに大別されます。大腸がんの約60%はS状結腸と直腸に発生します。多...
消化器

【胃がん】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義胃がんとは、胃の粘膜から発生する悪性腫瘍です。胃は、噴門部、胃底部、胃体部、幽門部に分けられ、胃体部と幽門部に最も多く発生します。組織型により、分化型(腸型)と未分化型(びまん型)に大別され、進行形態や転移様式が異なります。早期...
消化器

【胃潰瘍・十二指腸潰瘍】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、胃液(胃酸とペプシン)により胃や十二指腸の粘膜が傷つき、粘膜下層以深に達する深い欠損ができた状態です。両者を合わせて消化性潰瘍と呼びます。粘膜までの浅い欠損はびらんといい、潰瘍とは区別されます。潰瘍は粘膜...
呼吸器科

【間質性肺炎】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義間質性肺炎とは、肺の間質(肺胞と肺胞の間の組織)に炎症が起こり、線維化(組織が硬くなること)が進行する疾患の総称です。通常の「肺炎」が肺胞内に炎症が起こるのに対し、間質性肺炎は肺胞の壁や肺胞を支える組織に炎症が起こることが特徴で...
呼吸器科

【肺気腫】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義肺気腫とは、肺胞壁が破壊され、肺胞が異常に拡張した状態を指します。正常な肺では、無数の小さな肺胞がブドウの房のように集まっていますが、肺気腫では肺胞の壁が壊れて融合し、大きな袋状の空間になってしまいます。この結果、ガス交換に利用...
呼吸器科

【肺炎(市中肺炎)】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義肺炎とは、細菌、ウイルス、真菌などの病原微生物が肺に感染し、肺胞や間質に炎症が起こる疾患です。肺胞内に炎症性滲出液や膿が貯留することで、ガス交換が障害され、呼吸困難や低酸素血症が生じます。肺炎は発症場所により以下のように分類され...
呼吸器科

【気管支喘息】疾患解説と看護のポイント

疾患概要定義気管支喘息(以下、喘息)とは、気道に慢性的な炎症が起こり、発作性に気道が狭窄(狭くなる)する疾患です。気道の炎症により気道粘膜が腫れ、粘液分泌が増加し、気道平滑筋が収縮することで、空気の通り道が狭くなります。喘息の重要な特徴は:...
疾患解説

【難聴】病態解説と看護の要点

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