本事例の要約
55歳女性の胃癌(stageⅡA)症例。
職場健診を契機に発見され、7月8日に胃全摘術およびルーY法を施行。
既往に高血圧、脂質異常症あり。
術後経過は良好で、術後5日目より氷片摂取開始、7日目から流動食を開始している。点滴は減量中で、疼痛コントロール良好、ADLも病棟内歩行が自立している。
退院は術後14日目を予定。早期の職場復帰を希望する患者に対し、食事への不安があり、夫は協力的で食事管理に関心が高い。今後は合併症予防に努めながら、段階的な食事進行と活動範囲の拡大を図り、補助化学療法の必要性を検討する方針である。
11.自分の信仰に従って礼拝する
A氏は特定の信仰がないことが確認されている。このことから、現時点では特定の宗教や信仰を持っておらず、食事や治療法に制限がないと考えられる。しかし、信仰を持たないという選択もまた、その人の価値観や人生観を形成する重要な要素の一つである。人はそれぞれ異なる価値観や信念を持ち、それは人生における様々な決断に影響を与える。A氏の場合、信仰を持たないことが、今回の病気や治療に対する向き合い方にどのような影響を与えているのか、注意深く観察する必要がある。例えば、死生観や倫理観、人生の意味など、信仰を持つ人が拠り所とするような概念について、A氏がどのように考えているのかを探ることは、より個別的な看護を提供する上で重要となる。
以上から、信仰に関するニーズは充足していると考える。
看護問題の明確化
なし
事例の目次
【ヘンダーソン】胃癌 術後7日目(0001) | 今回の情報
1.正常に呼吸する
2.適切に飲食する
3.あらゆる排泄経路から排泄する
4.身体の位置を動かし、また良い姿勢を保持する
5.睡眠と休息をとる
6.適切な衣類を選び、着脱する
7.体温を生理的範囲内に維持する
8.身体を清潔に保ち、身だしなみを整え、皮膚を保護する
9.環境のさまざまな危険因子を避け、また他人を傷害しないようにする
10.自分の感情、欲求、恐怖あるいは気分を表現して他者とコミュニケーションを持つ
11.自分の信仰に従って礼拝する
12.達成感をもたらすような仕事をする
13.遊び、あるいはさまざまな種類のレクリエーションに参加する
14.正常な発達および健康を導くような学習をし、発見をし、あるいは好奇心を満足させる
看護計画
この記事の執筆者

・看護師と保健師免許を保有
・現場での経験-約15年
・プリセプター、看護学生指導、看護研究の経験あり
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