【ゴードン】誤嚥性肺炎 入院5日目(0006)| 9.性-生殖

ゴードン

本事例の要約

78歳男性A氏の誤嚥性肺炎による入院で、発熱と呼吸困難を主訴に救急搬送され、入院後に重度の嚥下機能低下を認め経鼻経管栄養を開始した。今後はリハビリテーションをしながら経口摂取を進めていく予定。

9.性-生殖

A氏は78歳の男性で、75歳の妻との二人暮らしをしており、長男(50歳)、次男(47歳)の二人の息子がいる。妻とは良好な関係性を保っており、妻は毎日面会に訪れ、患者の回復を気遣う様子が見られる。加齢に伴うホルモンバランスの変化や性機能への影響について、現時点での情報は得られていない。

性に関する価値観や夫婦関係についての詳細な情報も得られていないため、これらの情報収集が必要である。ただし、情報収集に際しては、高齢者の性に関する価値観や羞恥心に十分配慮し、信頼関係を構築した上で、必要に応じて慎重に行う必要がある。

入院による環境の変化や病床での生活が夫婦の親密性に影響を与える可能性があるため、面会時の二人の関係性や会話の様子などを観察することが重要である。特に、経鼻経管栄養チューブの挿入や身体機能の低下が患者の自尊心や夫婦関係に与える影響について、注意深く観察する必要がある。

加齢による影響として、テストステロンの低下や血管系の変化による性機能への影響が考えられるが、この点についても現時点での情報は不足している。また、誤嚥性肺炎による全身状態の低下が、内分泌系にも影響を与える可能性がある。現在は入院5日目であり、体調が落ち着き、タイミングがあったら確認していく。

看護介入として、まず入院環境における夫婦の親密性が保てるよう、面会時のプライバシーの確保に配慮する必要がある。また、患者と妻それぞれの心理的ニーズを把握し、適切な支援を行うことが重要である。

さらなる情報収集が必要な項目として、夫婦関係の満足度、身体機能の低下が夫婦関係に与える影響についての思い、退院後の生活における不安などが挙げられる。これらの情報は、退院後の生活支援計画の立案に重要である。

看護問題の明確化

なし

事例の目次

この記事の執筆者

なっちゃん
なっちゃん

・看護師と保健師免許を保有
・現場での経験-約15年
・プリセプター、看護学生指導、看護研究の経験あり

看護の攻略部屋wiki

看護学生をお助け | 看護過程の見本 | 完全無料でコピー&ペースト(コピペ)OK


コメント

タイトルとURLをコピーしました